ベースマップの表現法その2

ベースマップで境界線を表現する場合を考えましょう。例えば行政界はよく表現するものの一つです。主題が行政と関係していることの方が多いからです。一般図なら明確に定められている線記号があり、それを使えば問題ありません。例えば都道府県の境界、市の境界、町の境界といった具合に、序列と線種とが相応しています。線種は点線、破線、鎖線、実線がほとんどを占めます。一方、主題図で表現する場合、一般図に倣うのも選択肢ですが、その他にも地形図図式に従った線記号や、実線、アミ線等が、臨機応変に用いられます。どの線記号を選べばよいのか迷う人は、漠とした基準ではありますが、主題とベースマップの表現対象との関連性の程度に注意して考えましょう。また、他の用途に用いられている記号となるべく被らないようにしましょう。境界線は何も行政界とは限りません。畑と水田を区別したい時もあるでしょうし、商業地域と工業地域とを分ける機会も少なくありません。このような場合は面記号で漠と分けられれば十分です。色々な模様から選ぶことが出来ます。

さて、ベースマップには総描という概念が存在します。総描とは、地図記号表現の工夫の総称ですが、簡単に言えば、縮尺によって、或いは目的によって、表現方法を変えることです。見落としがちなのは、そこにデータ選択の問題は含まれないということです。縮尺が変わった時、コンターの単位を変更したりしますが、それは総描ではないのです。また、ドットマップを縮小すれば、必然的にドットを減らすことになりますが、それも総描ではありません。つまり、データの概念ではなく、あくまでも図形処理の概念です。

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