ベースマップの表現法

ベースマップで交通路を表現するケースを考えることにしましょう。例えば鉄道を表現する時、ルールも含めて基から作り上げるのは大変な労力を要します。ですから、地形図図式に則るのが普通です。鉄道は単なる交通路として表現されるにとどまらず、その駅名が、地名を表現できることがあります。この場合、新たに地名を書き入れる必要がなくなり、地図作成が捗ります。道路を表現する場合も、基本注意事項は変わりません。ただ一般図において定められているルールの数は多いので、それらを頭の中に入れておく必要はあります。例えば一般図において、道路幅、管理者といった属性は、道路の順位に影響します。そして順位を表現するのに、二条線を用いるのです。しかし主題図で二条線を使用すれば、それだけでベースマップが目立ってしまい、肝心の主題図の印象が薄れてしまいます。他方、単線にしたところで太さだけでは順位を表現するのに弱く、見分けがつきません。このような難しいケースでは、一般図のルールから逸脱して、特殊な技法で表現する他ありません。それも過度に目立たないように表現するのです。この例でいえば、アミ線を代用すれば上手くいきます。

ベースマップで集落を表現することもあります。そのほとんどは、面表現、もしくは点表現です。一般に縮尺が大きい場合、面表現で十分対応できますが、縮尺が小さければ、点記号に頼らざるを得ません。面表現の典型例は、斜め線のハッチでしょう。その他、アミを薄くかけたりしても上手くいきます。点記号で表現する場合は、他の点記号とかぶらないよう、注意を要します。また、主題の読み取りを妨げるような点記号は避けるべきでしょう。

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