注記の字斜

注記の字斜

字の角度を変えると、注記し易くなることがあります。線記号に対してはもちろんのこと、山脈名や面記号の変形部分等、字斜が大いに役立つ箇所が地図にはあるのです。曲線に沿って注記する際、字斜を働かせなければ、どうしても字列が階段状になってしまいます。そうするとかなり読み取り辛くなるばかりか、最悪当該記号の注記と認識されないことになります。例えば近くに別の注記があれば、混同されるわけです。

注記には、こうした工夫が必要になります。特に主題図では注記も自由にアレンジできるので、より読み取りやすくなるように、各自が工夫しなければなりません。重要なものを太字にしたり、フォントを変えたりするのは当然としても、細かな工夫は初学者には難しく、それなりの経験を要します。他方、一般図では注記のルールが細かく定められているため、それに従うのが一番です。

ところで地図の色について、皆さんはお考えになったことがあるでしょうか。色について深く学び始めるときりがありませんが、地図においては大変重要な概念ですから、ここでも詳しく説明することにします。色は視覚変数の中で、最も優れた変数の一つです。というのも変化に富んでおり、表現力を最大限に高めてくれるからです。特に地図の媒体がデジタル化した現代にあって、色の使い方は厳しく問われます。パソコンやスマートフォンでは彩り豊かな地図が提供されており、地図と色とが分ちがたく結びついていることが分かります。

デジタル機器については、色光のRGBシステムや色料のCMYKシステムを知る必要がありますが、いずれも三原色を基に、無数の色の表現が可能となっています。いざとなればどんな色でも作れる時代になったわけですが、地図のどの部分にどの色を使うべきかという問題は、別に考えなければなりません。

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